100日後に食べるポテト
じゃがいもの栽培からフライドポテトへの調理、そして実際に食べるまでの約100日間の記録です。
じゃがいもの栽培〜調理の参考にご覧ください。
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目次
育てる
栽培のための基本情報
じゃがいもは春と秋の 2回、植え付け時期があります。
- 春 … 3月 ~ 4月中旬
- 秋 … 8月下旬 ~ 9月
※ 関東標準の植え付け時期です
はじめてのじゃがいも栽培には、失敗の少ない春作がお勧めです。
必要資材の準備
じゃがいもをプランターで栽培するために、必要となる資材を揃えます。
- 種いも
- プランター
- 培養土
- 肥料
- その他
種いも:3種 種いも 各5コセット
❗ 種いもには食用のじゃがいもを使用しない
食用のじゃがいもには発芽防止処理が施してあったり、菌やウイルスに冒されていることがあります。
ホームセンターやネット通販で、種いもとして売られているものを使用しましょう。
❗ 種いもの購入時期に注意
通常、種いもの販売期間は以下の通り、非常に短いです。
・1月 〜 2月
・8月前半
早めに種いもを確保しておくようにしましょう。
なお、ネット通販では若干時期がずれていても販売しているサイトがあります。
プランター:ベジタブルプランター480
❗ プランターは深型のものを使用する
深さ 25cm 以上の深型のプランターで栽培することで、じゃがいもが成長する土の中の空間を確保します。
培養土:ゴールデン粒状培養土
❗ 鉢底石が不要の土を使い、成長する空間を広くとる
粒状培養土を使用することで、プランターに鉢底石を敷き詰める必要が無くなります。
じゃがいもが成長する土の中の空間を広くとるため、これをお勧めします。
上記培養土の場合、すでに土の中に肥料が含まれていますので、栽培開始時に元肥として肥料を足す必要はありません。
肥料:ぼかし完熟有機100%肥料
❗ 基本は2回の追肥
栽培開始時に元肥として加えていた肥料も、栽培中に次第に切れてきます。
肥料が切れるとうまく育たなくなるので、追肥が必要です。
じゃがいもの追肥は 2回 が基本です。
1回目:芽かきの時
2回目:蕾がついた頃
その他:家庭菜園用ハサミ
種いもの芽出し
❗ 芽出しで植え付け後の生育を促進
種いもを発芽させます。この芽出しは必ずしも行う必要はありませんが、芽出しをすると種いもをそのまま植え付けたときよりも発芽がそろって、その後の生育がよくなります。
- 植え付け前の 1 〜 2週間 程度
- 10 〜 20℃ の気温、日なた
- 日なたに種いもを並べ太陽光に当てる。夜は家に取り込む。
種いものカット
❗ 種いもを大きめにカットし、収穫量をあげる(春作の場合)
春作の場合、大きめの種いもはカットしてから植え付けます。秋作の場合にはカットは不要です。
- 60g 程度のサイズにカット
- 縦方向にカット
- 草木灰で切り口の腐敗防止
種いもの植え付け
❗ 発芽した種いもをプランターに植え付ける
発芽しカットした種いもをプランターに植え付けます。
- プランターの高さの 2/3 程度まで培養土を入れる
- 間隔を 20 〜 30cm 程空け、種いもを置く
- 置いた種いもの上から、5cm 土で覆う
- 最初はたっぷりと水やりをする
- 以降の水やりは土の表面が乾いたタイミングで行う
まずは、プランターに粒状培養土を 2/3 程度の高さまで入れます。
培養土の上に、間隔を 20〜30cm 空けて種いもを置きます。その上に土を 5cm 程度被せます。
芽が育ったら、土寄せ(植物が少し育ってから、根に土をかけてやる)をするので、プランターいっぱいには土を入れないようにします。
植え付け後、プランターの排水口から水が流れ出るぐらいまで、たっぷり水やりをします。
基本的にじゃがいもはやや乾燥気味の土を好むため、以降の水やりは土の表面が乾いたタイミングで行います。
発芽・芽かき
❗ 芽が出揃ったら、生育の良い 1 〜2 本を残して抜き取る
植え付け後、およそ1〜2週間程で芽が出てきます。
全ての芽を育ててしまうと栄養分が分散してじゃがいもが大きく育たないので、芽が 5cm 〜 10cm 程度に伸びたら、生育の良い 1 〜 2 本を残して他は抜き取ります。(芽かき)
- 芽が 5cm 〜 10cm 程度になったら芽かきをする
- 株ごとに生育の良い芽 1 〜 2 本になるようにする
- 芽かきが終わったら、土寄せと追肥を行う
じゃがいもは日光が当たるとソラニンを生成して緑化してしまうため、芽かきを行ったら株元にしっかりと土を寄せておきます(土寄せ)。合わせて肥料を追加します(追肥)。
※ソラニンを生成したじゃがいも(緑化したじゃがいも)を食べてしまうと、吐き気や腹痛、頭痛といった症状がでる可能性があるため、十分に注意してください。
育成・収穫
❗ 収穫は、土の乾燥した天気の良い日に行う
じゃがいもは乾燥した土地を好むため、水やりは控えめに。品種にもよりますが、茎が長くなってきたら支柱で倒れるのを防止しましょう。葉が土についた状態になると、病気になりやすくなります。
もし虫が発生してしまったら、テープで駆除を。取りきれない場合にはじゃがいもに使用可能な殺虫剤も有効です。
土の乾燥した晴れた日に収穫を行いましょう。収穫時に芋が濡れてしまうと腐りやすくなってしまいます。
- 水やりは土の表面が乾いたタイミングで行う
- 茎が伸びてきたら、支柱を立てる
- 花が咲いたころに、再度土寄せと追肥
- 葉と茎が枯れたら、天気の良い日に収穫
- 収穫後は、2〜3日程度日陰の風通しのよい場所で乾燥させる
食べる
❗ フライドポテトを塩とケチャップで食べるのがおすすめ
食べ方はお好みですが、フライドポテトにして、シンプルに塩とケチャップで食べるのがおすすめ!
じゃがいもの香りや甘みを存分に楽しめます。